ヒートショックプロテインという言葉をご存知ですか?
これは、
人間の身体を形成するタンパク質の一群の事を指します。
主に、
細胞が熱にさらされることによってストレスを感じた際に発現し、その細胞を守ってくれるタンパク質と言われています。
タンパク質を英訳するとプロテイン(protein)。
このタンパク質の機能によって、
人間にとって多くのメリットがあるのです。
こちらのサイトによれば、
ヒートショックプロテインによって以下のような効果が見込めるとのことです。
- 日常生活での疲れを軽減
- ここ一番で活躍したいときに力を発揮(元気になる)
- 病気の予防、回復をサポート
- ストレス潰瘍を防ぐ
- 炎症を防ぐ
- 鬱の治療、予防
その他にも、
がんなどの治癒が難しいまたは費用がかかる病気に対しても有効とのことです。
ヒートショックプロテインはあまり知られていない?
このヒートショックプロテインですが、
世間ではあまり知られていないというのが現状でしょう。
医療の観点からも民間療法の部類に属するので、
そこまで明確な医学的な効果があるとは言えませんよね。
ただ、
- 体温を上げましょう
- 温かいお風呂に入りましょう
- 基礎体温を高く維持しましょう
- 身体を温める食べ物を食べましょう
などといった、
身体を温めることへの効果は昔から健康維持の方法として伝えられてきました。
その効果こそが、
ヒートショックプロテインの効果でありメリットなのです。
ヒートショックプロテインの効果を得るには?
ヒートショックプロテインの効果を得るには、
日本人の文化にマッチしたとある習慣がいいでしょう。
それは入浴。
【一般財団法人 HSPプロジェクト研究所】の所長であり、医学博士の伊藤要子さんは次のように説明しています。
- バスタオルと着替えは、すぐ手の届くところに置く
- 浴槽のふたを開けたり、床や壁にシャワーをかけ浴室内を温める
- 手、足、体(心臓に遠いところから)に、かけ湯をする
- 浴槽には、足から手、体の順にゆっくりと浸かる
- 湯に浸かりながら舌下で体温を計る。38℃まで上がるのが理想。
- 次のお湯の温度と時間を目安に入浴する。目安/42℃→入浴10分、41℃→15分、40℃→20分(血行促進作用のある入浴剤を使用の場合は、40℃→15分)
- 入浴後は「10分~15分」保温する
メインとなるのは、
40〜42℃のお風呂に10〜20分浸かるということですね。
決して短い時間ではありませんが、
この入浴法を週に2回ほど実施することで、ヒートショックプロテインの効果が大いに期待できるとのことです。
現代人は忙しく、
一日の終わりにはシャワーで済ましてしまう人が多いですよね。
でも、
シャワーだけでは身体の芯までは温めることはできません。
当然、
細胞に熱ストレスを与えることもできないので、ヒートショックプロテインの効果も感じることはできないでしょう。
久々に家族や恋人とゆっくり温泉に浸かると、
身も心もとっても休まりますし、ストレスもかなり軽減されることが実感できますよね?
5分程度の入浴ではそこまでの効果はありませんが、
やはり上記に紹介した方法に準じた時間とお湯の温度で入浴すると身体はスッキリします。
最近体調がよくない、元気がない、ストレスが多い、
などの不調を感じている人こそ、身体の芯から温めてヒートショックプロテインの効果を実感してみてはどうでしょうか。
今後も、
ヒートショックプロテインや身体を温めることによって得られるメリットについて情報発信していきますね。